■南部鉄瓶・茶の湯釜
◆使い始め
- 最初に1〜2回すすいで、湯飲茶碗一杯分の煎茶をだし取り用のパックに入れ、お湯と一緒に内部が黒くなるまで煮詰めます。この作業を2〜3回繰り返すと更に効果があります。これは、金気止めの効果と内部の金漆の臭いを取ります。後は、お湯を何度か沸かしては捨てて、お湯がきれいになってからお使い下さい。
※茶のタンニンと鉄分が結合したタンニン鉄の黒い皮膜が内部を覆い、サビの進行をおさえてくれます。 (煮立てる間は、蓋をはずしてください。)
◆お手入れ
- 使い終わったら、必ず乾燥させます。このとき余熱で乾燥させるか、弱火で1分程度です。
- 内部は絶対何かでこすったり、手をふれないで下さい。
気長にお使い下さるようお願いします。表面のお手入れは鉄瓶があたたまっているうちに、お茶をひたし軽くしぼった布で磨いて下さい。独特の光沢が出てきます。
- 5日ほどで、内部に赤く錆びたみたいになります。それ以降徐々に白い湯あかがつき始めます。サビや汚れと思って拭いたり洗ったりこすったりしないでください。
◆注意事項
- 熱いままの鉄器を急に水に入れて冷やしたり、落としたりすると、ヒビが入ったり、割れることもありますのでご注意下さい。
- 急須は、直接火にかけて使用しないでください。
■鍋・フライパン類
◆使い始め
- 水でよく洗い水気をふき取って薄く食用油ををひいてください。
- 油をひいて野菜くず(ねぎなどの香りの強い野菜)を炒めます。鉄鍋特有の匂いを消す効果と、鍋の油なじみを良くする効果があります。
- 煮物に使用する場合は野菜くず(ねぎなどの香りの強い野菜)を水で煮てください。
- 焼杉蓋は、酢を落とした湯に蓋を入れ、しばらく煮てください。
◆お手入れ
- できるだけ温水を使いタワシや竹のササラなどで洗います。洗剤は使いません。但し、油のべたつきなどが気になるようでしたら使っていただいてもかまいません。水気を残さないよう軽く空焚き(20秒ほど)をお忘れなく。表面にうすく食用油を塗って下さい。
- 煮物等で、焦げつきがひどい時は水を入れて10分位沸騰させて、洗剤等をスポンジにつけて洗って下さい。
- サビがでた場合は、タワシなどでこすり落とし、水を沸かし2〜3回繰り返してください。表面にうすく食用油を塗って下さい。
◆注意事項
- 鉄鋳物の鍋で作った料理をそのままにしておくと、まれにですが料理が黒ずんでしまうことがあります。素材として使われた具の中にタンニンやフラボノイド系の色素が含まれると、調理の際、鉄鋳物の鍋から出る鉄分に反応して黒くなるからです。害にはなりませんが、料理を作りおきしておく場合は、必ず冷める前に別の容器に移し替えて下さい。
- 熱いままの鉄器を急に水に入れて冷やしたり、落としたりすると、ヒビが入ったり、割れることもありますのでご注意下さい。
■こんな時は・・・
- 水を捨て忘れ錆びてしまったとき
→サビを歯ブラシなどでおとした後、使い始めと同じ作業を何度か繰り返します。
- 軽い空焚きをしてしまったとき
→使い始めと同じ作業を何度か繰り返します。
- 重い空焚きをしてしまったとき
→弊社へご相談下さい。
- 長期間使用しないとき
→完全に乾燥させてから新聞紙にくるんで乾燥した場所に保管してください。
- 長期間使用していなかった鉄器を使い始めるとき
→使い始めと同じ作業を何度か繰り返します。
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